1959年(昭和34年)、VANヂャケットから待ちに待ったアイビースーツが石津謙介社長のデザインで発表された。
これが4〜5年後には、“みゆき族”の制服になって大流行するわけだが、面白いことに、当時のヤングマンは現在と違って、あまりカジュアルではなく、まず第一にスーツを買い、ボタンダウン・シャツにレジメンタルタイをしめるという風にドレスアップして町を歩いたものだった。
手元に当時のスーツの資料があるのでこれを元にして各ディティールを説明してみよう。
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肩線はナチュラルショルダーと呼ばれるアイビー独特の自然肩、間隔の広い三つボタンの上二つを掛ける。
直線的な身頃のカット、カッタウェーされた前裾のラインが特徴。 |
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ウエストラインも、胴をくらない直線的なライン、やや長めの上着丈、スラックスも靴の甲すれすれの長さが大切。 |
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ウエスト、ポケット上のダーツなし。 |
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ベントはセンター・フックベントと呼ばれる鍵型になった馬乗り、長さは20センチから21センチという長さが普通。 |
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ノッチと呼ばれる衿きざみも高い位置で、衿は幅が7センチと細く短い。 |
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スラックスはプレインフロントといって、フロントダーツがなく、後ろには、アイビーストラップと呼ばれる尾錠が付く。
裾は4センチから4.5センチのダブルカフスにしてはく。 |
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話が前後するが、肩線、袖、前裾、ズボンの脇等に、ウエルトシームと呼ぶ、5〜6ミリのミシンステッチがかけられている。
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