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Shiro Itoh’s Archives-(7)-3

☆ 全盛のポロ・シャツ

 このトラディショナル・ブームの波に乗って、この夏の主役に躍り出ると予想されるのがポロ・シャツである。このポロ・シャツも大きく分けて、クラッシック・トラディショナルと、ニュー・トラディショナルなタイプとがあり、この両者共に人気があるのである。
 まずクラッシック・トラディショナルなシャツだが、これは無地のものと、ホリゾンタル・ストライプのものが大半である。
 無地では、黒、ネービー・ブルー、ワイン・レッド、ケリー・グリーン、白など、比較的落着いた色が主流を占めている。
 なお今年は、従来の無地の身頃に無地の衿を合わせる、というものの他に、衿の端や身頃にカラー・コーディネートした2色を使ったレジメンタル・ストライブを入れたものが流行しており、その新鮮さで受けている。
 次によく見られるのは、ホリゾンタル・ストライプだ。これもイラストのようなマルチ・カラー・ストライプのものと、レジメンタル・ストライプとがあり、後者では、グリーンの地にレッド、ブルーの地にワイン・カラーなどと、まるでネクタイに使われるような組み合わせがなかなか人気があるようである。


 (B)ニュー・トラディショナルのものでは、<ポール・スチュアート>など、トラディショナルを基調にしながら、近代性も加味している店のポロ・シャツを一手に引き受けているマニファクチャーの<ゴードン・オブ・ニューオリーンズ>でジェネラル・マネジャーに会った時、彼は「今年は日本から300人ものバイヤーが来たよ‥‥」と笑っていた。
 この<ゴードン>などを筆頭とするニュー・トラッドのポロ・シャツは、大きく分けて次の3つのタイプになりそうである。
 (A)テープを使用したもの
 まず第一が、イラストのようなリボン・テープをアクセントにあしらったものである。
 無地のポロ・シャツに、リボン・テープ(大半がマルチ・カラーのもの)だけで、平凡なポロ・シャツがグッと引き立つから面白い。
 ただし、このタイプのポロ・シャツの場合は、地布とテープの伸縮率が違うので、品質のよいものを選ばないとツレを起す。という危険性がある。
 (B)袖や上部を切り替えたデザイン
 次に、これもアメリカ独特のデザインだが、イラストのように上部を切り替えたり、袖の部分を他の色にして、変化を付けたものが見られる。このタイプのポロ・シャツは、ウエスト・コーストのマニファクチャーのものに多く、よりリゾート的な感覚が特徴である。
 (C)ファブリック・カラー
 身頃がニットで、衿が布地といった、異素材を組み合わせたポロ・シャツも、ひとつのファッションだろう。この場合、衿がカーキー・ベージュのチノ・クロースで出来ており、これをまったく同色のチノ・パンツと組み合わせる、などというコーディネーションは実にしゃれている、と思う。


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