☆レジメンタルタイとナロータイ
「ウエンブリー・インダストリーズ」というニューオリンズにあるかなり大きなネクタイメーカーの一デイビジョンに<レシリオ>というブランドがある。
この<レシリオ>は、始めネクタイだけだったのが、最近ではシャツやセーターやスラックスを作り始めた。ニューヨークオフィスは、あの有名なエンパイヤーステートビルにあり、何階だか忘れたが、筆者もたずねていって、マネージャー氏に会ったことがあった。
この<レシリオ>は、トラディショナルファンの間で非常に有名である。 というのは、どんなにヨーロッパ調が全盛の時でも、ほんの僅か、
幅を広くしただけで、まったく流行に迎合した姿勢は見せずに、自己のポリシーを貫いていたからだ。
こんなことをいうと手前味噌になるが、私自身も、「マクベス」というトラディショナルウエアのメーカーを持っている。このメーカーも、ピュア・トラディショナルをポリシーとしていただけに、2?3年前、ヨーロッパ旋風が吹き荒れた時には商売とポリシーの間にはさまれてまったく同じ苦労を味わった。
その意味でも、<レシリオ>の方針は、高く評価したいのである。
話は横道にそれてしまったが、この<レシリオ>から、バッキンガム・レジメンタルスという名称で、典型的なレジメンタル・ストライブのナロータイが発売されている。価格は12ドル50セントである。
ナロータイといえば、その最右翼は、一度本誌にも紹介したことがあるが、やはりこの「ウエンブリーインダストリーズ」の一デイビジョンだが、タイのナロー化を見込んで、いち早く発表されたものに<ラゾー>と呼ぶ一群がある。これは、幅3インチ3/8という細さ、値段もヤングの手の届く、7ドル50セントという安さだが、これらを見ても、ネクタイは、本格的に、ナロー化時代に突入したことは確かである。写真が
それ。