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伊藤紫朗が、イタリーのベルガモにあるデザインスタジオ「F,Mデザイン工房」と共同して立ち上げたブランドが、この『HOT SCOOP』である。
『HOT SCOOP』、つまり”特ダネ”というこの言葉の意味が示すように、このブランドの商品は、アメリカントラッドをベースに、その時々のファッションをプラスして一世を風靡した。

 

 
 

HOT SCOOP ブランド開発STORY

ミラノの東北東40キロの所にベルガモ市がある。13世紀の古い城壁に囲まれた美しいこの町は皆、裕福。イタリア中で一番高額所得者の多い町といわれる。
その市の郊外に、我々とタイアップした、デザイナー、フランチェスカ・マンジャルーバ氏の率いる、イタリア最大のデザイン・ソフトハウス「FMデザインエ房」がある。

ステュディオがまた立派。敷地は日本流にいえば500坪位あり、庭には大きなプール。地下には立派なワイン・セラーのある3隋建て、そして1階にはガラス貼りの美しい花の植った中庭がある。
いたる所に絵が飾られ、大理石の床が美しく、ちょつと見には、美術館のように見えてしまう。

マンジャルーバ氏は、このステュディオで、50人のデザイン・スタッフと共に、EC、アメリカ、中南米の50社のクライアントを相手に大忙しの毎日だ。
我々になじみの深い仕事だけでも、〈コカコーラ・ブランド〉のスポーツ・ウエアや〈アルマーニ〉のジーンズ、〈エンリコ・コーベリ〉のジーンズ等々、世界中に知れた名前が飛び出してくる。
我々マクベスの〈ホット・スクープ〉は、他との差別化を求めて、この「FMデザインエ房」とタイアップした。

タイアップといってもその内容は、他社が商社を通じて、単にデザイン情報を送ってもらい、名前だけを使っているのとは、まったく違い、シーズン前に何度も何度もこのステュディオに足を運んで、一緒に色を選び、デザインに修正を加えるといった共同作業。現地のイタリアのファッション関係者にいわせると、「今迄日本でこれほどまでに、イタリアの企画の中心に飛び込んで作業したのは見たことない、、」とのことである。
こうして出来上がったのが90年番夏の〈ホット・スクープ〉のニュー・ライン。これにマンジャルーパ氏は ”LA VITA METROPORITANO =ENJOY CITY LIFE”というテーマを付けた。
この新しい〈ホット・スクープ〉は、イタリア人から見たアメリカ。
展示会では、その新鮮さが来場者の大称賛を得た。

最後にマンジャルーバ氏のメッセージをお伝えしよう。「この度のマクベス社と我々の契約は私にとって新しい挑戦でしたが、必ずやマクベス社によって商品化されたものが、日本の若ものに受け入れられると信じています。
そしてまた、私達の共同企画したファッションが、ヨーロッパの若者の心を日本の若い人たちに伝えることが出来れば、これはどの幸せはありません。」

マンジャルーバ氏はメンズだけでなく、生地からレディス衣料、水着、皮衣料まで、広範囲のデザインをこなして、その評価は世界的に高い。(伊藤 紫朗)

 

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